山田選手の大飛球が勝利を呼び込んだ
初戦のベネズエラ戦の先発は山口投手でした。
強化試合のカナダ戦初戦で6失点だったので今回も不安で、その予感通りいきなり先頭、二番打者と続けてヒットを打たれましたが、後続は断って無失点の立ち上がり。
両社拮抗して0が続きましたが、4回ベネズエラに1点を先制されます。
そして5回からは山岡投手にスイッチ。
5回裏に菊池選手のタイムリーで同点に追いつき、鈴木選手のタイムリーで勝ち越し2-1とします。
ですが、6回山岡投手が打たれ、同点にされて、大竹投手にスイッチするもセカンドゴロの間に勝ち越され、さらに中川投手にスイッチするもタイムリーを打たれ、2-4でこの回を終えます。
そのまま点が動かず、もしかして、、、日本がスーパーラウンドに出なかったらどうしよう、、、チケット全試合買ってあるんだけど。。。といったことが頭をよぎりました。
8回に登場した甲斐野投手の好投の後の8回裏、先頭の浅村選手が四球を選び、続く丸選手も四球を選び、浅村選手の代走に源田選手が出ます。源田選手は三盗ができますからね。松田選手が送りバントを失敗して2、3塁の形を作れませんでしたが続く會澤選手も四球で1アウト満塁に。
ここで、調子の上がらない坂本選手の代打で山田哲人選手が登場しました!!
山田選手は今回の侍JAPANの中で特にオリンピックで金メダルを取ることを大きな目標としている選手です。そしてこのプレミア12で人一倍世界一を目指して熱く燃えている選手です。
スタメンではなくてもいつでも行ける準備をしているはずです。
初球でいきなりレフトに大飛球。満塁HRだと思いましたが惜しくもファール。でもこの一撃で球場の空気が一変しました。フォアボールになりましたが押し出しで1点差。
続く菊池選手はタイムリーを放ち同点。近藤選手も四球を選んで押し出しで逆転。鈴木選手の犠牲フライで6-4。源田選手のタイムリーで7-4。丸選手の押し出しフォアボールで8-4と一気に勝利を手繰り寄せました。
9回は山崎投手が3人でぴしゃりと締め、初戦を勝利で納めました。
同じく昨日行われた試合で台湾がプエルトリコに勝利しました。
日本は今日行われるプエルトリコ戦でも勝利してスーパーラウンド進出を決めてほしいですね。
それにしても、テレビで見ていてもスタンドのガラガラ感が半端なかったですね。バッターを映すときの背後の席はほぼ人がいませんでした。ホームを映したときはバックネット裏にはちらほら人がいるという感じでした。公式発表では3868人とのこと。日本のプロ野球では屋外球場で大雨でも5000人くらいは入ります。こんなに観客の少ない球場で試合をする経験もあまりなくて調子がくるってしまったのではないでしょうか。興行的にもプレミア12は今後の課題がたくさんありますね。